商品開発者インタビュー

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進化を続けるHAKU、9代目美白美容液登場
18年連続No.1*1、ベスコス125受賞*2を突破した美白美容液の9代目が登場。研究員やデザイナーなどの開発スタッフに薬用 美白美容液(医薬部外品)「メラノフォーカスEV」に込めた想いを語ってもらいました。
柴田 貴子
株式会社資生堂 みらい開発研究所 シーズ開発センター 肌色素価値開発グループ グループマネージャー
小川 直美
資生堂ジャパン株式会社 スキンケアマーケティング部 商品企画担当
伊藤 瑠璃子
株式会社資生堂 ブランド価値開発研究所 商品中味開発担当
石田 貴也
株式会社資生堂 ブランド価値開発研究所 パッケージ設計担当
和久井 裕史
資生堂クリエイティブ株式会社 パッケージデザイン開発担当
※1 インテージSRI,SRI+ 美白美容液市場 2005年1月~2022年12月 HAKU 金額シェア
※2 2005年3月~メラノフォーカス シリーズでの獲得
「シミ予防サイエンスの革新を追求し続けた、HAKU」
HAKUは、美白ケアのエキスパートブランドとしてシミができる肌特有のダメージ状態を徹底的に研究するだけでなく、近年美容医療の普及にも着眼し、シミ予防サイエンスの革新を追求し続けてきました。
独自開発機器によるメラニン量の解析、さらにメラノサイトの4D動的解析にも成功、様々な先端のシミ予防研究成果を結集しています。
さらに、シミに対する意識調査※を行った結果、「美白有効成分がシミのもとに届くことが重要」という約7割の回答に対し、「現在使用の美白美容液は、シミのもとに届いていると思う」との回答は約3割に留まり、シミのもとに美白有効成分を届けたい意識にも着目。
本気でシミ予防に悩むすべての生活者に向けて、美白有効成分がシミのもとへ速く・深く届く美白美容液を開発しました。
これまでの研究成果の蓄積に加えて、さらに進化した9代目HAKUが、皆さまの美白ケアの力強いサポーターになれることを信じています。
※22年11月資生堂調べ 35-79歳女性 5000円以上美白美容液使用 n=200
※メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぎます。
独自開発機器によるメラニン分布の解析
「4D動的解析」でメラノサイトの動きの実態を解明
「シミ悩みにとらわれずにポジティブな美白ケアを提案できる商品企画を」
9代目リニューアルに向けて、あらためてシミに本気で悩む方の意識について徹底的に理解するところからスタートしました。そこで分かったのは、自分に自信を持つためだけではなく、周囲からも認めてもらえたことを励みに、きれいな肌やシミ予防への真摯な努力を惜しまず、美白美容液を長年使い続けている方が多いんです。
だからこそ、お手入れの経過を楽しみながら続けられる体験価値を届けたいということと、シミ悩みにとらわれず、理想の肌を思い描いて続けたくなるポジティブな美白ケアを提案できる商品に進化したいという想いを開発チームの皆さんに伝えて、試行錯誤しながら開発を進めてきました。
その結果できあがった商品の連⽤試験において、毎月の試験会場でモニターの方々にお会いする際に、ご自身で感じた結果を、伝えることを楽しみに来てくれました。肌に自信が出てきたことで気持ちまで上がったせいか、なかには「ネイルサロンに行ったの」「こんな服を買った」といったご報告までいただき、私も元気をもらえました。美白美容液が、人生に輝きを与える可能性を感じましたね。
開発チーム全員が本気で情熱を注ぎ込んだ商品なので、HAKUの美白美容液を使ったことない方、しばらくご無沙汰の方にも、ぜひお試しいただきたいです。とりあえず1年間付き合っていただけるとうれしいです!
「自分で小さな工場のような環境を作り、挑んだ新処方」
肌に溶け込むようになじみ、肌に入りきった感覚をしっかり感じられる新しいテクスチャーの実現と、なじみを助ける導入保湿成分の新配合にチャレンジしました。
工場での安定的な量産に向けて、研究所内でも自分で小さな工場のような環境を作りながら、寝る間も惜しんで温度と撹拌のバランスを約100パターン検証し続け、ようやくOKが出た時には、本当にホッとしました。
また、開発に着手するにあたり、中味の見た目や塗布後のイメージとして、みずみずしい白玉のように、うるおいと透明感に満ちながら、内側から外側へふわっと光が広がる感じに仕上がる処方の工夫をしています。
ぜひ、この進化したテクスチャーとともに、美発光肌を目指して前向きな気持ちでお手入れしていただけるとうれしいです。
「お客様にも、環境にも、徹底的にこだわった容器」
HAKUの美白美容液の容器は、安心してご愛用いただくための使いやすさに徹底的にこだわって開発されています。
ディスペンサー式は使いやすい一方で粘度の高い剤形だと、最後まで出しにくいという場合があります。HAKUでは、お客さまの「高価な美容液だから、最後の最後まで使い切りたい!」という気持ちにしっかり応えるための機構を採用しています。そのメカニズムは、容器の中にさらに美容液が入った薄い袋が入っていて、美容液を使うごとにその袋が真空パックの圧縮のような形で縮んでいくので、粘度が高い美容液でも最後まで使い切ることができるようになっています。容器内の美容液が空気に触れないので清潔ですし、残量も把握しやすいというメリットもあります。
また、今は、環境配慮の視点も大切ですので、レフィルも配置しており、本体と比べて使用プラスチック量を約72%削減することができます。いくら環境によくても、美容液を容器に詰め替えや、ディスペンサーを指し直す作業が発生するのは面倒だと感じる方もいらっしゃると思うので、とにかく簡単にスムーズにレフィル交換できることにもこだわっています。
ぜひ、多くのお客さまに長くご愛用いただけることを祈っています!
「『美発光肌とそれを手に入れた未来』を表現するデザインに」
容器のデザインは、従来のものも評価が高いため、形状を維持しています。
HAKUらしいこだわりは、キャップ天面の三角形です。これは光の三原色の中心の形をモチーフにしているんです(赤・緑・青の円を重ねると中心が白い三角形になる)。また、天面の7色に光るプリズムの質感は、サイエンス・革新の象徴という意味を持たせています。
今回は、HAKUが目指すベネフィットである「美発光肌」を表現するにあたり大きなヒントになったのが、HAKU愛用者のインタビュー調査でした。
「シミが気にならなくなると前向きになる」ということをお客さまのリアルな言葉で聞いて、シミの気にならない内側から輝く「美発光肌」になれた時の高揚感を1個ケースで表現しようと思い、HAKUのプリズム光の中で情緒的な高揚感を表すピンクを印象的に使ったデザインにすることにしました。
光の表現については、自分の記憶に残っている様々な光の美しい情景を思い起こしながら形にしていき、最終的にコンセプトを「美発光の表象」とし、「美発光肌とそれを手に入れた未来」を表現するデザインに仕上げていきました。
あと、容器のキャップの頭の部分も横から見ると、実はさりげなくピンクになっていますので、ぜひ注目してみてください。

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