プリマヴィスタは、化粧の持続性を追求するパイオニアとして、誰もが求めるくずれにくいベースメイクの技術を長年にわたって研究し続けてきました。
化粧くずれはなぜ起こるのか?その原因やメカニズムと長年の研究で培われた「持続テクノロジー」についてわかりやすく解説します。
持続テクノロジーとは
メイクのくずれにくさを本気で追求したプリマヴィスタに搭載されている技術の総称。
*プリマヴィスタにおける
化粧くずれの原因は、汗や乾燥などさまざまですが、大きな要因は顔から分泌される「皮脂」です。皮脂はファンデーションと混ざると色をくすませ、メイク表面に出て皮脂膜を形成し、光って見えます。これが“テカリ”です。さらに時間がたつと、顔の動きでメイクがヨレて、手で触ることで取れてしまうことも。つまり、ファンデーションの下で「皮脂を広げず固める」ことが、メイクを持続させるカギになります。
化粧くずれのメカニズム
塗布直後
時間が経つにつれ、皮脂が分泌され、
皮脂と混ざった粉体が浮いてくる
<色くすみ>
メイク表面に皮脂膜が生じる
<テカリ>
接触や動きにより塗膜がはがれる
<トレ・色移り>
※図は肌上のイメージ
時間が経ってからのメイク悩み
(複数選択)
※花王調べ 2023年8月実査 N=642 15~69歳女性
皮脂は、毛穴に開口している「皮脂腺」から分泌されます。額・鼻などのいわゆる「Tゾーン」で多く分泌され、肌表面に出ると汗などと混ざりあって「皮脂膜」を形成します。皮脂膜は肌のうるおいを守るのに大切なものですが多すぎると油っぽくベタつき、汚れがつきやすくなったり、メイクがくずれやすくなったりします。
皮脂腺と汗腺
時間が経ってからのメイク悩みのうち、「毛穴目立ち」に悩んでいる方が多くいることも、実態調査で分かっています。化粧くずれが引き起こす「毛穴目立ち」の実態を研究する中で、明らかになった事実をご紹介します。
毛穴目立ちには2種類ある!
毛穴目立ちには、毛穴が「明るく目立つ」ものと「暗く目立つ」ものがあることを発見しました。
そのうち、「明るく目立つ」毛穴目立ちは、化粧くずれをした時に起こる現象であることに着目。さらに原因を調査しました。
出典先:J.Soc.Cosmet.Chem.Jpn. 48(1) 19-27(2014)
「明るく目立つ」毛穴目立ち
メイクの毛穴落ちのこと
おもにメイクにかかわる問題
「暗く目立つ」毛穴目立ち
毛穴の開きのこと
肌(皮丘)の輝度が上がり、
毛穴が相対的に暗く目立つ
※イラストはいずれもイメージ
素肌よりも、化粧くずれをした時の方が毛穴が目立つ!
「明るく目立つ」毛穴目立ちは、化粧下地やファンデーションがくずれて、毛穴落ちすることで起こります。
結果的に、毛穴をカバーしていない素肌の時よりも、毛穴が目立ってしまうことに。この毛穴目立ちを防ぐためには、化粧くずれに強い塗膜が必要だと考えています。
出典先:J.Soc.Cosmet.Chem.Jpn. 48(1) 19-27(2014)
プリマヴィスタの化粧下地で多く採用している、「皮脂固化コントロール技術」、「皮膜化技術」、「耐水技術」。この3つの技術を採用した塗膜を「レジリエント性塗膜」と呼んでいます。
3つの技術の掛け合わせにより、
化粧下地で肌を保護
この塗膜は、皮脂くずれに対応するだけでなく、過度な水分やこすれにも強い性質があります。よって、肌のうるおいを保つバリア機能を持つ角層が塗膜で保護されることで、摩擦や蒸れが気になるマスク着用時でも、肌状態が健やかに保たれるのを助けます。
※この情報について、2023年6月に第48回日本香粧品学会を行いました。
レジリエントとは
困難を乗り越え適応していくという意味を持ち、種々の外的影響を受けても、塗膜がくずれずに肌上にきれいな状態で残り続ける特長を示しています。
耐皮脂性
皮脂固化コントロール技術
肌から出てくる皮脂を固める
ベースメイクの下に皮脂を留まらせることで、テカリや化粧くずれを防ぎます。
*人工皮脂
耐こすれ性
皮膜化技術
メイクのトレを防ぐ
※
イメージ
手やマスクによるこすれにも強い性能を実現。
耐水性
耐水技術
汗や水に強い
※
イメージ
※
スキンプロテクトベース 皮脂くずれ防止 UV50を塗布
マスク内の蒸れや汗によるくずれも防ぎます。
これまでも、化粧くずれに悩むお客様の声に寄り添い、ベースメイクの研究を続けてきました。これからも、きれいな仕上がりを持続させたいと願うすべての人のために、化粧くずれ防止技術の開発に挑戦してまいります。
持続テクノロジーの基礎を構築
化粧くずれ研究と技術の進展
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