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私たちこそ女性の歴史: ジェンダー平等への扉を開く
Women’s History Month特集記事 寄稿者:サラ モス、副会長、エスティ ローダー カンパニーズ
関連情報, 2021.3.8
エスティ ローダー夫人が75年前にシグネチャークリームのジャーに名前を付けたとき 、彼女は現状に挑戦し、平等性と女性の進歩の原則に基 づいて会社を立ち上げました。 今日、私たちは歴史を作り続けています。 エスティ ローダー カンパニーズ(ELC)では、現在、従業員の84%が女性で、リーダーシップを発揮する女性の割合は50%を超えています。 取締役会のほぼ半数が女性です。 当社の組織全体で、素晴らしい女性たちがあらゆるレベルで会社をリードしています。
今日、私たちのまわりにも変化の兆しが見られます。 米国では、初となる有色人種の女性が副社長に選出されました。 私たちは、女性たちが提唱者やリーダーとして日々立ち上がっているのを目の当たりにし、世界中の若者たちが臆することなく自分たちの基本的な権利を主張するために声を上げているのを目の当たりにしています。 人種、ジェンダー、社会経済的格差に関する会話を含めて、平等の範囲が広がっていると考えられます。 点と点がつながっているように見えますが、まだまだやるべきことはたくさんあります。
サラ モス、副会長 、エスティ ローダー カンパニーズ
今年の3月にWomen’s History Monthを迎えるにあたり、私たちが今生きている未曾有の時代を振り返らないわけにはいきません。 新型コロナウイルスの感染拡大は世界中のすべての人々に極めて困難な影響を及ぼしています。特に、女性への影響は深刻なものです。 女性は、世界の医療従事者人口の2/3を占めており、新型コロナウイルスの最前線で患者さんの治療に尽力しています。 また、育児と家族への責任を負う女性は退職せざるを得ない状況に陥ることが多く、退職率は実に男性の4倍となっています。 しかし、このような大きな負担にもかかわらず、女性たちは職場や家庭、そして社会のあらゆるレベルで常に物事に臨機応変に対処してきました。 看護師や介護者、そしてビジネスリーダーや政府高官に至るまで、世界各国で活躍する女性リーダーたちは、パンデミックへの対応や回復に力を注ぎ、女性の歴史を紡ぎ続けています。
今回のコロナ危機は、ジェンダー間の格差にまつわる問題の根深さおよび複雑さを一層浮き彫りにすると同時に、女性の機会均等と社会進出を推し進めながら、ジェンダー間の格差を埋めていくことが、いかに急務であるかという認識を新たにさせました。 政府の資源が枯渇し、女性の健康プログラムや少女の教育に対する公的資金や投資が脅かされています。 米国では、有色人種の女性は特に影響を受けています。医療制度を利用できる女性や、健康保険に加入している女性がそもそも少ない上、パンデミックの影響を受け収入が減少したないしは職を失った人も少なくありません。
女性たちは職場や家庭、そして社会のあらゆるレベルで常に物事に臨機応変に対処してきました。
一企業として、私たちはこのようなジェンダー間の格差は埋めるべきだと考えています。 ジェンダーを問わず、各自の目標達成に役立つツールやサポートが提供されることを含め、すべての人が均等な雇用機会や昇進機会を与えられなければなりません。 だれ彼の区別なく誰にでも、健康、教育、経済のための活動や機会に平等に参加する権利があるからです。 私たちは、世界中の女性そして少女が永続的な変化をもたらし、貧困の悪循環を断ち切る ため、健全で生産的な大人になるべく必要なライフスキル、リーダーシップスキルを学べるよう支援していきたいと考えています。
サラ モス(写真左)、ELC ウィメンズ・リーダーシップ・ネットワークの共同執行スポンサーであるトレーシー T. トラビス執行副社長兼最高財務責任者、ジェーン ハーツマーク ハディス執行グループ社長
これらの理由から、ELCは昨年、 国連財団の「ファイブ・フォー・ファイブ・イニシアチブ」に参加し、ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と少女のエンパワーメントを図ることを掲げた「国連の持続可能な開発目標5」に同調した5カ年コミットメントを策定しました。 私たちは、各分野のリーダーと連携し、「リーダーシップの平等」「機会の平等」「健康と教育の平等」という3つの目標に取り組むことで、世界中でジェンダーの平等、そして女性と少女のエンパワーメントの実現に向けて物事を推進させています。
ELCの 女性の平等に関する2021年戦略 —扉を開く: 女性の社会進出とジェンダーの平等— ELCの社内外において、すべてのジェンダーの活躍の場の均等化を目指し、インクルージョン&ダイバーシティ、社会的意義の提唱、柔軟性、エンゲージメントを大切にする企業文化の強化に取り組む中で、女性の歴史を祝福し、未来を見据えていきたいと思います。
ELCは以下の実現に向け取り組んでいます。
2023年までにジェンダー間の賃金格差を解消
すべての地域および関連会社で少数派グループに属する女性の代表者の数を増加
2025年までに米国内のすべての役職の半数で黒人女性を起用
柔軟な就業規則を拡大
2025年までに取締役会のジェンダー比率の完全平等を実現
2025年までにELC全社の最高幹部の男女比率の完全平等を実現
女性のリーダーシップ育成プログラムを拡大
ジェンダーや役職を問わず、世界中の全従業員をディスカッションや研修、ワークショップに参加させることにより、偏見をなくし、インクルージョンを大切にし、社会的意義を提唱する企業文化を強化
従業員リソースグループであるWomen’s Leadership Network (WLN)のグローバルな展開を通じて、ELCのすべての女性をサポートし、励まし、従事させる。
乳がん研究財団を通じ、研究を支援する随一の企業としての地位を維持
健康および教育分野における慈善パートナーシップを立ち上げ、連携を拡大
女性と少女を支援する厳選されたパートナーシップを通じて、ELCを超えた機会の平等を提唱
ELCは昨年、次のような目標を既に達成しています。
ジェンダーの平等を推進するために、全社のリーダーが参加するWomen’s Initiatives Taskforceを立ち上げました。
個人や家族のための時間を大切にし、よりバランスの取れた生活をサポートするため、柔軟な就業規則を導入
新型コロナウイルスによる各種施設閉鎖に影響を受けた従業員を支援するため、育児支援や高齢者介護を必要とする従業員向け給付制度を拡大
ELCで働くすべての従業員の賃金格差の完全解消を目指し、世界規模でのジェンダー間賃金格差分析の終了
ウィメンズ・リーダーシップ・ネットワークを英国・アイルランド、ヨーロッパ、中東、アフリカ、中南米・メキシコに拡大
米国および英国・アイルランドでは、全従業員にバーチャルツールで無意識の偏見(アンコンシャスバイアス)に関するトレーニングを義務化
国連財団の「Five for 5」イニシアティブに参加し、今後5年間でジェンダー平等の達成と世界中の女性と少女のエンパワーメントに向けてセクターを超えた進展を目指す
世界中の女性と少女がそれぞれの可能性を最大限に発揮できるようジェンダーの平等の実現と彼女たちのエンパワーメントを掲げた国連の持続可能な開発目標5を支援することを確約
ELCには素晴らしいリーダーたちが揃っています。 ウィリアム P. ローダーとファブリッツィオ フリーダの全面的なサポート、ウィメンズ・リーダーシップ・ネットワークの共同執行リーダーであるジェーン ハーツマーク ハディスおよびトレーシー トラビスの揺るぎないコミットメント、そして日々業務に取り組んでくださる何千人ものELCの従業員がいなければ、これらを達成することはできませんでした。
今年のWomen’s History Monthは、ELCの創立者 エスティローダー夫人を祝福します。 また、ELC内外で活躍している女性リーダー、男性リーダー、そしてその重要なパートナーである同僚の方々を祝福します。
私たちは、女性が歩んできた歴史を当然のことと思うことはありません。 私たちは今後の課題と機会を認識し、どこにいても女性の地位向上のために努力しなければならないと考えています。 さあ、祝福しましょう。 私たちにはやるべきことがまだまだたくさんあるのです。
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